2019年7月に公開予定の新作「天気の子」まであと1ヶ月ですね。
新作公開までに新海誠ワールドを思う存分、堪能してもらいたい!!
新海ファンになって早10年の私が、気のすむまで、過去作品の魅力を語りつくします!!
本記事では、新海誠監督作品のおすすめランキングを初心者に見てもらいたい順番で紹介してます。
新海誠作品を始めて観るという人でも分かりやすく紹介していきますね
- 新海誠監督の「君の名は」以外のオススメ作品を知りたい人

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新海誠監督ってどんな人?
新海 誠(しんかい まこと、1973年2月9日 )は、日本のアニメーション作家・映画監督、小説家。
本名は新津 誠(にいつ まこと)。妻は女優の三坂知絵子、娘は子役の新津ちせ。
中央大学文学部卒業。
アメリカ合衆国の雑誌『バラエティ』は、2016年に新海を「注目すべきアニメーター10人」のうちの1人に挙げている
日本の映画では、『アナと雪の女王』に次ぐ4位の興行収入を記録し、5位の『ハリー・ポッターと賢者の石』とは50億円以上の差をつけました。
『君の名は。』で新海誠という名前を知った人も多いと思いますが、実は以前より圧倒的な”映像美”を誇るアニメ監督としてファンの間ではとても有名でした。
あまりにも精度が高い背景描写は、本物と見紛うほどの美しさです。
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新海誠作品の特徴と見どころ
日本のアニメーション技術は世界でもトップクラスと言われてますが、その中でもキングオグトップの映像美を作り上げているのが新海誠作品の最大の特徴です。
作品の映像に目を奪われがちですが、作品で描かれるストーリーが「切なさ」「すれちがい」が特徴で、とにかく泣けるんですよね!
何度観ても繰り返し同じ場所で泣いてしまうという人も続出するほど!!
青空をゆったりと流れる雲。
アスファルトに跳ね返る雨粒!
窓ガラスに反射する夕日!!
頬をなでていく春の空気!!!
映像を一目見ただけで「あ、新海誠だ」とすぐに分かる独特の世界観が特徴です
新海監督と、すれ違う男女の恋愛描写は、切っても切り離せません。
ですが、新海監督特有の詩的な世界観から、中には何度か観賞しなくては理解できないような難解な作品もあります。。。
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作品一覧(時系列順)
「君の名は」を観て、新海監督の名前を知ったという人がほとんどだと思います。
過去の作品でも共通するのが、普通のアニメ作品ならそれほど重視しないような風景描写に徹底的に力を入れてます。
唯一無二の新海ワールドを作り上げています。
【長編作品】
- ほしのこえ(2002年)
- 雲のむこう、約束の場所(2004年)
- 秒速5センチメートル(2007年)
- 星を追う子ども(2011年)
- 言の葉の庭(2013年)
- 君の名は。(2016年)
- 天気の子(2019年公開予定)
【短編作品】
- 遠い世界 OTHER WORLDS(1999年)
- 彼女と彼女の猫(1999年)
- 笑顔(2003年)
- 猫の集会(2007年)
- だれかのまなざし(2013年)
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おすすめランキング(初心者にみてほしい順番)
単純に過去作品を時系列に見ていくのもありなんですが、初期の頃の作品は少し内容が難しかったり、内容が暗いテーマもあります。
正直、「良さがよく分からない」ということになりがちです。
なので、今回は完全初心者が新海誠ワールドの魅力をたっぷりと味わえる順番でご紹介していきます!
では早速いってみましょ~!
君の名は。
2016年の大ヒットした新海監督の代表作とも言える作品。
東京に住む男子高校生・瀧と、都会に憧れる田舎暮らしの女子高生・三葉は、ある日夢の中でお互いの体が入れ替わっていることに気付きます。
最初はただの夢だと思っていた2人ですが、その後もたびたび「入れ替わり」現象が起こり現実を受け入れるように。東京暮らしの瀧は田舎の生活を、田舎に嫌気が差していた三葉は都会の生活を満喫しますが、ある日を境にその「入れ替わり」が突然途絶えてしまいます。
曖昧な記憶だけを頼りに飛騨に向かった瀧は、そこである衝撃の事実を目の当たりにすることに…。
観たことはなくても、タイトルぐらいは知ってる。という人が多いのではないでしょうか?
この作品はホントに面白いですよね。
私も3回映画館に足を運びましたw
そういえば、映画館でこの作品を観たカップルは別れるという都市伝説が一時期流れたことがありましたねw
新海作品の中でも、最も一般受けしやすく、鑑賞後の満足感が満たされる作品です。
まだ見たことないって人も、1回は見たことあるって人も、まずはこの作品から入ってみてください。
秒速5センチメートル
私が新海監督の作品で最初に見た作品です。超名作です!
東京に住む小学生・貴樹と明里はともに体が弱く、図書館で本を読むことが好きという共通点から、ごく自然に仲良くなります。
ずっと一緒にいられると思っていた2人でしたが、明里は小学校卒業と同時に栃木へ転校してしまいます。でもある日栃木にいる明里から手紙が届き、そのことをきっかけに2人は文通を繰り返すように。
しかし今度は貴樹が鹿児島へ転校することが決まります。もう二度と会えなくなってしまうかもしれないと焦った貴樹は、明里に会いに行くことに。でも、約束の日は大雪のため列車の運行がストップしてしまい…。
タイトルの意味「桜の花びらが舞い落ちる速度」が秒速5センチメートルであるというところからつけられました。
映画の中で3編に分かれていて、それぞれのエピソードで男女の時間と恋と距離の変化を描かれています。
観ていて、切ねぇ~(モヤモヤ)って呟いちゃいます。
「君の名は」しか知らない人がこの作品を観たら、「ん~~~~~~!!!!っあぁ!!」と言葉にできない叫びをあげてしまうぐらい切ないです。
「君の名は」が万人受けする作品だったのに対して、「秒速5センチメートル」は「モヤモヤする後味がたまらん」という作品です。
1回見たら、何度も見たくなる中毒性がありますw
言の葉の庭
私が初めて聖地巡礼をした作品。これからの雨の季節にピッタシの名作。
靴職人を目指す高校生タカオは、雨の日の1限だけは授業をサボり庭園で靴のデザインを考えていました。
雨が降ったある日、いつものように庭園に来たタカオは、昼間からチョコレートをつまみにビールを飲んでいる女性ユキノと出会います。ユキノはある出来事から心を病んでしまい、歩き方を忘れてしまった大人の女性でした。雨の日、少しの間だけ共有する2人の時間。
タカオはユキノに靴職人の夢を話し、徐々に2人はお互いのことを意識し始めるように。そんなある日、タカオは学校でユキノに関する妙な噂話を聞き…。
大人になりたい!大人に振り向いてほしい少年と、現実に押しつぶされて理想の大人になれなかった女性との、甘く切ない恋愛の話です。
舞台が日本の新宿です。
ファンタジー路線が強かった新海作品の分岐点にもなった作品。
この作品があったからこそ、「君の名は」が生まれたといえます。
(東京の街並みの描写がこの作品から完成してきてる)
また主題歌も素敵です。
秦基博さんのRainという曲は、雨の日に聴きながら歩きたくなる名曲です。
ほしのこえ
新海監督の最初の作品です。
2046年の未来を舞台に、ロボットのパイロットとして宇宙に旅立つことになった少女・ミカコと、地球に残されることになった少年・ノボルの遠距離恋愛を描くSF作品。
お互いほのかな恋心を抱いていた2人。
最初は超長距離メールサービスで連絡を取り合っていましたが、ミカコの調査隊が地球から遠ざかっていくにつれて、メールの送信にかかる時間が数日、数週間とどんどん開いていきます。
時間のずれは確実に2人の関係を引き離し、やがてミカコは大規模な戦闘に突入することに。
新海ワールドの最初の一歩と言えますね。
この作品は新海監督がほぼ1人で作り上げたと言われてます。
25分の短編作品になるので、少し物足りない?と思われてしまうかもですが、内容が濃いので見ごたえ充分ですよ
「秒速5センチメートル」と同じように、恋愛と距離、時間がテーマとなってます。
この「ほしのこえ」があったからこそ、「秒速5センチメートル」が生まれたとも言える原点的な作品です。
ラストシーンは「マジかぁぁぁぁぁ!!!」って言いたくなる泣ける作品
「秒速5センチメートル」「言の葉の庭」を観て、更に新海ワールドを満喫したいという方は、新海作品の原点とも言える今作品を観てみてくださいね。
雲のむこう、約束の場所
北海道と本州が別の勢力によって分断されたという設定の世界です。
1996年、日本が南北に分断されたもうひとつの戦後の世界が舞台。
青森県に住む少年・浩紀と拓也は、「エゾ」(北海道)に建てられた謎の巨大な塔まで、いつか自分たちの力で飛ぼうと小型飛行機ヴェラシーラを組み立てていました。2人が密かに憧れていたクラスメイトの少女・佐由理もその計画に協力し、浩紀と拓也は、「ヴェラシーラが完成したら佐由理を塔まで連れていく」という約束をします。
しかし、ある日突然姿を消した佐由理。悲しみに打ちひしがれてヴェラシーラの製作を止めてしまってから3年後、浩紀は偶然、佐由理があのときからずっと原因不明の病で眠り続けることを知り…。
少しSFチックな物語になってます。
色々な設定や謎も多いので、1回見ただけでは「ん?」となってしまいます。
テーマとしては二人の少年少女の恋物語です。
2人の恋の結末がどうなるか・・・。ここまで新海作品を観てきた人なら分かりますよね?w
「ほしのこえ」が25分の短編だったので、「雲のむこう、約束の場所」では内容を広げるという部分が1つの目標として作られた作品です。
まだ粗削りな部分も多い作品ですが、丁寧に作り込まれている作品です。
星を追う子ども
新海作品の中でも、とびきりのファンタジー作品です。
山奥にある古い防空壕を秘密基地にする明日菜は、幼い頃に父を亡くし今では母と2人暮らし。
秘密基地では、父の形見の鉱石を使った手作りのラジオを聴いて日々を過ごしていました。そんなある日、見たこともない怪物に襲われた明日菜を救ってくれたのが、地下世界「アガルタ」からきたシュンという少年。
すぐに仲良くなった2人ですが、後日シュンが遺体となって発見されます。
シュンの死に実感が湧かない明日菜は、新任教師・森崎の授業で聞いた死後の世界に興味を持ち、地下世界「アガルタ」へ向かうことに…。
当時、ネットでは「ジブリのパクリやん」って言われていました。
本人も影響を受けていて、あえてそうした部分もあると公言されてました。
テーマは生と死なので、恋愛ものの作品ではありません。
過去作品の中でも、あえてファンタジー作品に挑戦したことで、大人向けだった新海監督の作品が、子どもも対象となって年齢層が広がったキッカケになった作品です。
また、今作品以降、作品の雰囲気が柔らかくなった印象になります。
新海作品の中でも、この作品は少し異質ですので、新海ワールドの奥底まで観たい方のみご覧くださいませ。
ちなみにこの作品以降、エンディングでモヤモヤさせられることがなくなっていきます。
天気の子(2019年7月公開予定)
たっぷりと新海監督の過去作品を堪能した後に、最新作を観て欲しい!!

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番外編
実は新海監督はCM作品も名作が多いって知ってましたか?
中でも名作なのは、Z会「クロスロード」の120秒CMです。
クオリティが高すぎて、映画の予告動画を見てる感覚になりませんか?
ある2人の男女の人生が、知らず知らずのうちに交錯していく・・・。
このストーリーの続きを映画館で見たくなります!!
新海監督のCMはどれもCMとは思えないくらい繊細な映像で美しく、たった数十秒でもキャラクターが活き活きとしてます。
「CMなんて早く終わって欲しい」と普段なら思いますが、新海監督のCMならいつまでも見ていたい!と思ってしまいます。
気になる人は、過去のCM動画も名作ばかりですのでチェックしてみてくださいね
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新海ワールドを満喫してくれ!!
新海誠監督作品のおすすめランキングを初心者に見てもらいたい順番で紹介しました。
日本アニメ映画のクオリティは凄いですよね。
アニメって子供が観るもんでしょ?
と言われてた頃がありましたが、世界中の人たちが大人子ども関係なく、感動できるって凄すぎます!!
独特な世界観や、斬新な切り口、予想外の展開と気が付けばストーリーに引き込まれ、気が付けばもうそこは新海ワールド。
ちょっとノスタルジックな気分に浸りたい人、感動して思いっきり泣きたい人は、ぜひ新海誠監督の作品を観てみてくださいね!
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