どうも、ネフローゼ歴26年の美堂(@midou_kyouji)です。
好奇心旺盛な猫って、ユラユラ揺れる葉っぱに思わずかじってしまうことってありますよね。
私も猫を飼っていた頃に、育てていたモンステラの葉をかじってしまって驚いたことがあります。
観葉植物の中には、猫が口にしちゃうと最悪の場合、命にかかわる種類があるって知ってましたか?
今回は、猫を飼っているご家庭でモンステラを育てる注意点と間違って食べてしまったときの対処方法をご紹介します。
モンステラ以外の観葉植物を猫ちゃんと一緒に育てる注意点も紹介してます。
是非正しい知識と対策方法を知って、猫ちゃんを守ってあげましょうね!
- 部屋にあるモンステラを猫が食べてしまって心配でたまらない人
- 猫と一緒に観葉植物を育てている人
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少量であれば問題ない。(唾液と一緒に吐いてくれるだけ)
間違って猫がお家の中のモンステラを食べてしまっても、問題はありません。
モンステラは猫に中毒作用を及ぼす成分が入ってないからです。
それに、少量であればほとんど影響がないと言えます。
念の為、獣医さんには行こう。
ただし無害とされる植物でも、猫の個体差によっては食べておなかを壊したり中毒症状を起こす危険は考えられます。
まずは猫が葉や茎を食べてしまわないかしっかり様子を見てください。
もし植物を食べてしまった猫の様子がおかしいと感じたら、すぐに獣医師に相談してください。
また、たとえその場で中毒症状が起きなかったとしても、日常的に観葉植物を食べ続ける場合は注意が必要です。
ある日、急に中毒症状を起こしてしまうかもしれません。
猫がうかつに危険な観葉植物を食べてしまうことがないようにくれぐれも気をつけましょうね。
以前、私が飼っていた猫の場合、間違ってモンステラの葉を食べてしまった際に、吐いてしまったことがありました。
急いで、獣医さんに連れていったところ、膵臓炎と診断されてしまったことがあります。
猫にとって「吐く」という行動は身体への負担にもなりますので、少しでも調子が悪そうだと感じたら、すぐに獣医さんに検査してもらってくださいね。
間違って葉っぱを食べてしまう子に限って、植物に興味を示す子が多いんですよね。
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猫にかじられないようにする対策方法
一度、植物をかじったことのある子に限って、何度も繰り返してしまうことってありますよね。
そんな困った猫ちゃんに葉っぱをかじられないようにする対策方法をご紹介します。
- 葉っぱの周りにラップをかける
- 高いところに置く
- 周りにフェンスを設置する
モンステラの場合は、結構な大きさになる植物なので、高いところに置くのは難しいかもしれません。
なので、猫が近づいても葉っぱに触ることができないように、ラップなどで葉っぱに触れられないようにすると良いですね。
どうしてもかじるのを辞めてくれない場合の対処法
ラップやフェンスなどで、予防策をしても、猫ちゃんって意外と執念深いものなんですよね。
そんな時は、思い切って、モンステラを外に出してしまいましょう。
モンステラは南国の植物で、乾燥にも強いので、玄関の外などに出してしまっても逞しく育っていきます。
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猫に安全な観葉植物10選
猫にとって安全な観葉植物って結構あるので、ご紹介します!
猫草(えん麦)
まずは観葉植物ではなく猫草(えん麦)。
常に猫が食べても良い猫草を置いておくことで、他の観葉植物を食べるのを防ぐ効果があります。
猫が葉を食べる大きな理由は、吐いておなかの中をスッキリさせるため(細くてチクチクした葉を食べておなかを刺激させて吐く)なので、猫草が常にあればわざわざ食べにくい他の観葉植物をかじる理由は少なくなります。
育った状態のものが花屋さんなどで売られていますが、自分で育てる栽培キットが各社から販売されています。
1日1回水を与えれば7〜10日ほどで食べごろサイズに育ちます。
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パキラ
中南米原産の植物パキラ。
「お金のなる木」として有名で、開店祝いや引っ越し祝いにもよく送られる観葉植物です。
育てやすく、テーブルサイズから2メートル近くのものまで様々なサイズがあるので部屋に合わせやすく人気の観葉植物です。
毒性もほぼなく猫にとっても安全です。
唯一、種子にジャガイモの新芽と同様の毒性がありますのでご注意を!
(通常販売されている状態であれば問題ないかと思います。)
パキラと同じく「金のなる木」として有名な「花月」という多肉植物もあります。
モンステラ
南国っぽいエキゾチックな雰囲気で人気のモンステラ。
丈夫で比較的育てやすいのも人気のポイントです。
ただ完全無害ではなく、葉と茎に「蓚酸カルシウム」という成分が含まれていて、その汁に触れると皮膚のかぶれや粘膜の炎症といった症状が出ます。
(とろろ芋が肌に触れた時の痒み、痛みと同様の症状。)
猫がかじると口腔内の灼熱感などの中毒症状が出る場合があります。
ただし葉が大きいので「口に入れるもの」と認識されない事も多いです。
一応様子を見てから設置しましょう。
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ガジュマル
熱帯地方、日本では沖縄県などに自生しているガジュマル。
「多幸の木」とも呼ばれます。
(似た呼び名で「幸せの木」と呼ばれるドラセナには強い毒性があるので注意。)
熱帯の植物の中では比較的寒さにも強く育てやすいです。
猫にとって毒性はないですが、小ぶりなサイズのものはイタズラされないように置き場所に注意しましょう。
サンセベリア
アフリカ原産のサンセベリア。肉厚の葉の部分だけが地上に出ている種類です。
乾燥地方の多肉植物なので乾燥に強く、水不足で葉がしおれることはあっても枯れにくいので育てやすいです。
猫にとっても無害ですが、先の尖った葉の形状は猫が本能的にかじりたくなる形なので、小ぶりなサイズのものだとイタズラでかじられるかもしれません。
サイズ、置き場所に注意しましょう。
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テーブルヤシ
机の上に置ける小さな観葉植物です。
南国のイメージですがあまりにも強い直射日光に当たると逆に枯れてしまいます。
ですが、室内である程度明るければ大体育ちます。
注意点は葉の形が猫の本能を燻るのかイタズラしたがる子が多いようです。
あまりイタズラされない場所に飾る方が無難です。
エバーフレッシュ
中南米、東南アジア原産の熱帯植物エバーフレッシュ。
細かく繊細な葉がスタイリッシュで人気の植物です。
昼間は葉を広げ、夜になると葉を閉じるという性質を持っています。
寒さには弱いですが比較的育てやすく、サイズも大小様々あるので部屋に設置しやすいです。
猫にとっても毒性はなく安全ですが、細かい葉の形状は猫がじゃれたくなるかもしれません。
その場合は置き場所に注意しましょう。
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アレカヤシ
熱帯雨林原産の植物アレカヤシ。
ボリュームが有り存在感があります。
寒さには弱いですが日向に設置すればそれほど飼育は難しくありません。
猫にとって毒性はありませんが、先の細い葉の形状は猫が本能的にかじりたくなる形なので、イタズラでかじられるかもしれません。
置き場所に注意しましょう。
シュロチク
定番人気の観葉植物であるシュロチクは和風やアジアンテイストのインテリアにもよく合います。
寒さにも比較的強く育てやすいです。
猫にとって毒性はありませんが、こちらもアレカヤシ同様に猫が本能的にかじりたくなる葉の形なので置き場所に注意が必要かもしれません。
私の寝室もアジアンテイストにしてるので、シュロチクは置いてます。
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ストレチア
南アフリカ原産のストレリチア。
中〜大型の観葉植物でストレリチア・オーガスタやストレリチア・レギネなどの種類があります。
葉が大きく迫力があり、また丈夫で飼育も簡単なので人気の植物です。
ただし葉や茎に毒性があり、猫が食べてしまうと嘔吐、下痢、腹痛などの中毒症状を起こす場合があります。
ただ葉は大きく、茎も太く硬いので、猫に「口に入れるもの」と認識されることは少ないかと思います。
【番外編】人工観葉植物(造花)もOK
安全で手間いらずな人工観葉植物を置くのもひとつの手です。
最近は触っても本物と見分けがつかないぐらい精工で自然な商品も多く、また種類も豊富なので例えば本物は毒性のあるポトスやドラセナ(幸福の木)なども部屋に飾ることが出来ます。
もちろん猫にイタズラされる可能性はあるので置き場所に注意する必要はあるかもしれませんが。
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猫が食べてはいけない観葉植物8選
猫にとって食べてはいけない植物の種類は300種類以上あると言われています。
その中でも、主に人気の観葉植物としての中で猫にとって危険な種類をご紹介します。
ポトス
数ある観葉植物の中で不動の人気を誇るポトス。
私もポトスでグリーンカーテンを作ってインテリアにしてます。
日陰でも丈夫に育ち、トラブルもほぼ無い為初心者にも育てやすい観葉植物です。
しかし、猫にとってはとっても危険な植物の代表でもあります。
食べてしまった場合、中毒症状を起こし皮膚炎による炎症や急性腎不全により最悪死に至る場合もあります。
ポトスをかじることで引き起こされるトラブルは多く、可能であればポトスを育てるのは避けるのが無難です。
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アグラオネマ
迷彩柄のとってもスタイリッシュな観葉植物。
光沢のある葉に特徴的な斑点が入っている見た目からとても人気の高い植物です。
実際に園芸店やホームセンターでもよく目にします。
しかし猫が口にすると、炎症や嘔吐を引き起こします。
セローム
見た目もゴージャスで、爽やかなグリーンのセローム。
ネットでもホームセンターでも手軽に入手でき非常に扱い易いことから人気の植物ですが、こちらも猫にとって有毒です。
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アイビー
観葉植物コーナーに行けばよく目にしますよね。お世話も楽でツタが伸びるのが可愛く、窓際などに置かれる方も多いですがこちらも有毒です。嘔吐、下痢などで猫が苦しみます。
バラ科・ユリ科
何かのお祝いなどで花束をもらった後、花瓶に飾りますよね?
素敵ですし、花束に込められた気持ちが嬉しいですから。
でもその花束、ユリ科やバラ科の花ではありませんか?
知らない方も多いですが猫はお花を食べても中毒症状を起こす場合があります。
特にバラ科とユリ科の花は花束の中に含まれていることも多いので、花束をもらった場合は猫にとって有害な花が含まれていないかしっかりチェックしてください。
ドラセナ
ドラセナは別名「幸福の木」と呼ばれる常緑樹です。
園芸店やネットでも気軽に購入が可能ですので目にしたことがあるのではないでしょうか。
こちらも猫にとって有毒です。
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アボカド
アボカドは中央アメリカやメキシコが原産のクスノキ科ワニナシ属の常緑高木です。
果実は「森のバター」とも呼ばれます。
猫にとっては有毒です。
ベンジャミン
部屋のインテリアとして人気なベンジャミンは、園芸店ではポピュラーな観葉植物です。
猫には有毒です。
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まとめ
いかがでしたか?植物にイタズラをする猫達を止めるのは至難の技です。
何せ猫は自由ですから。
観葉植物と猫を一緒に育てるのは、ちょっとした工夫が必要です。
あなたも猫と楽しく暮らす為にも、観葉植物を育てる場合はよく調べてから実行してくださいね。
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