どうも、ネフローゼ歴26年の美堂(@midou_kyouji)です。
クリスマスや誕生日などでお馴染みのイチゴ。
猫ちゃんの中には、近づいてきて「イチゴ」をせがまれた経験ってありませんか?
ところでイチゴって猫に食べさせても大丈夫なの?危険なのでは?
今回はイチゴを猫ちゃんにあげる際の注意点とメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
- イチゴを猫に食べさせても大丈夫なのか知りたい人
本記事では、イチゴを猫に食べさせると危険なのかどうかについてご紹介してます。


【結論】イチゴを猫に食べさせても大丈夫です
結論から言うと、イチゴを猫に食べさせても大丈夫です。
ただし、少量に限る。猫に与えるならこのくらいがベスト(写真付き)
イチゴを猫が食べても大丈夫と書きましたが、その量は少量に限ります。
大量のイチゴを一度に食べてしまうのは危険ですのでやめてくださいね。
【イチゴを猫に大量に与えるのは有害】
イチゴにはキシリトールが含まれてます。
このキシリトールは猫が大量に摂取すると中毒症状を引き起こす原因になるかもしれないのです。
犬の場合は、低血糖を引き起こし、最悪の場合は命に関わる危険性があります。
猫の場合もキシリトールの大量摂取の危険性があるとされてますが、専門家の間でもハッキリとしたデータが少ないと言われてます。
猫の場合は犬と違って誤食が少ないからです。
(猫ちゃんの性格によりますが)
猫がキシリトールを摂取するとインシュリンが大量に放出され低血糖に陥ったり、肝機能の低下が引き起こされてしまう可能性があります。
一般的には、3kgの猫に対して0.3gでも危険とされてます。
イチゴを猫に与えるなら、1粒の半分程度が目安です。
猫に糖質は控えめにすること
そもそも猫の場合、糖質を分解して血糖値を下げるための「グルコキナーゼ」という酵素をあまり持ってない生き物です。
イチゴを大量に与えない理由の1つに「糖質」の問題があります。
イチゴは糖質が多いので、特に肥満傾向・糖尿病を持ってる猫には控えるべきです。
持病を持ってる持ってないに関わらず、基本的には糖質の多い食べ物は猫にあまり食べさせない方が良いですね。
イチゴを猫が食べると下痢や嘔吐の原因になる
イチゴには食物繊維が豊富に含まれてます。
猫にとって大量の食物繊維は苦手です。
もちろん、ある程度の食物繊維は排便を促し、腸内環境を整えてくれます。
けれども、大量の食物繊維を猫が摂取してしまうと、消化不良を起こして下痢や嘔吐の原因になります。
イチゴを猫に毎日与えるのはNG
一度の摂取量を減らせば毎日食べても大丈夫なのか?
残念ながらそうではありません。
たとえ一度に食べる量が少ないからといっても、毎日食べ続けると糖質・食物繊維が蓄積されて、肥満症や糖尿病の症状を引き起こします。
それに下痢や嘔吐の危険性も頻度も高まる危険性があるので、肝機能にダメージを与えることになってしまいます。
なので、イチゴを猫に与えるのは、時々、ご褒美やビタミン補給という感覚が良いですね。
【イチゴを猫に与える頻度】
- 1ヶ月に1回
- 1回に食べても大丈夫な量は半粒まで
(多くても1粒まで)
イチゴを猫に食べさせる際の手順
イチゴを猫に食べさせる際の具体的な手順を紹介します。
- イチゴをしっかりと洗う。
→ 市販のイチゴには農薬やホイップクリームを洗い落とす。
天然のイチゴには寄生虫などが付いてる可能性あり。 - 葉っぱや茎などは取り除く。
→ イチゴの葉にアレルギーを持ってる猫もいますので要注意。 - 半粒程度のイチゴをちょっとずつ与えます。
→ イチゴスプーンなどで潰してあげると食べやすくなります。
初めてイチゴを猫に食べさせた場合は、与えた後の丸一日、猫の体調の変化を注意して観察してあげてくださいね。
特に下痢気味や嘔吐の気配がある場合は、念の為、獣医さんに診てもらってくださいね。
イチゴを食べやすく潰すのに便利ないちごスプーンについて下記の記事で詳しく紹介してます。

イチゴを猫に食べさせるメリット
イチゴを猫に食べさせるメリットをご紹介します。
【イチゴを猫に食べさせるメリット】
- 脂質が少ない
- 猫にとって貴重なビタミンや栄養素が豊富
- 食物繊維を効率的に摂取できる
- 抗酸化作用がある
特にエゾヘビイチゴ(一般的なヘビイチゴではなく食べられる品種)というイチゴは歯垢を除去する効果があるので、歯周病予防に丁度良いです。
猫にとってビタミンを摂取できる機会は少ないので、効率的に摂取できる果物を食べることはとっても良いことなんですよ。
実際には、肌は毛に覆われていて見る事はできませんが、毛のツヤが出てきたりします。
イチゴを猫に食べさせるデメリット
イチゴを猫に食べさせるデメリットをご紹介します。
【イチゴを猫に食べさせるデメリット】
- 糖質が多いので肥満気味・糖尿病の猫にはオススメできない。
- そもそも猫は肉食なので、イチゴを食べる必要がない
(イチゴが嫌いな猫もいます)
糖質が多いので、摂取量を調整してあげないと肝機能障害の原因になります。
また、猫の味覚は甘味を感じにくいと言われてます。
その代わり、酸味に対しては敏感です。
なので、猫にとって本来はイチゴは食べるものではないです。

アレルギーに注意!
猫の中にはイチゴ又はイチゴの葉にアレルギーを持つ子もいます。
【イチゴのアレルギーを持ってるかも】
- くしゃみや涙が出る
- 皮膚が赤くなる
- 湿疹が出る
イチゴを食べたり、葉っぱに触れたりすると上記のような症状が出る子もいます。
しっかりとしたアレルギー検査を病院で受けるのが確実ですが、体質や体調によって変わりますので、注意深くチェックしてあげてくださいね。
まとめ
イチゴを猫に食べさせてあげるのは毒ではないので基本的に危険ではありません。
しかし、大量に食べると危険なので、与える量に気を付けてくださいね。
イチゴが好きな猫ちゃんもいるので、その場合はご褒美として一緒にイチゴを味わって楽しんでみてくださいね。


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