【文章術の本でおすすめ】「何を書けばいいかわからない人のためのうまくはやく書ける文章術」読んでみた – ミドログ

読書レビュー

「ブログを書いてるけど、1つの記事作成に時間が掛かるのでどうにかしたい。」
「ブログを書いてるけど、もう少し文章力を上げたい。」

ブログやwebで文章を書いてると、1回ぐらいはこんな悩みにぶつかることはありませんか?

私なんか、「この言い回し、伝わりにくくね?」

「あー!!また無駄に長く文章を書いてしまってるし!!簡潔にまとめたいのに~!!」

と、一人でパソコンの前でカチカチ文章を書きながら、心の中でブツブツ呟いてます。。。(危ない人じゃない?)

 

そんな私が常に、何度も読み返しては参考にしてる文章術の本があるので、今回はご紹介します!!

この本を読むのにおすすめな人
  • ブログやライターさんなどweb向けの文章を書く人
  • ブログを始めたばかりで、記事の書き方を体系的に学びたい人
本書は、「文章術」とタイトルが付いてますが、文章を書く際の「心構え」みたいなものも分かりやすく書かれてます。

 

特に、web媒体の文章を書く人向けに重点を置いた具体的なコツが満載です。

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本書は教科書のように手元に置いて何度も読むべき1冊

 教科書
「何を書けばいいかわからない人のためのうまくはやく書ける文章術」というタイトル通り、そもそも文章が書けない。

 

書きたいのに上手くまとめられない!!というあなたにとって教科書のような存在になります。

 

文章術っていうと、専門的な知識や経験を学んだ人だったり、元々の才能がある人だけの特別な技術だと思ってませんか?

 

誰だって、文章力は練習すれば上達します!

 

本書は、細かいステップごとに実践しやすい具体的なコツが書かれてるので、素直になぞっていくだけでもあなたの文章力はレベルアップしていきます。

 

ただし!!気を付けて欲しいのは、ちゃんと繰り返すことが大切です。

 

他のノウハウ本でも同じことが言えますけど、1回読んで終わり!  だと効果は出ませんよ。

 

実際に、あなたが文章を書く際に、脇に置いておいて、ちょっと悩んだり、迷ったりしたときに読み返す度に新しい気づきが得られます。

 

実際に、私もミドログでの記事を書いてる際に、何度も読み返しながらコツコツ書いてます。

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作者について

本書の作者は山口拓郎さん。

山口拓郎さんと言えば、伝える力【話す・書く】研究所所長という肩書を持っています。

過去には『伝わる文章』を書くための数々の著作のあるベストセラー作家でもあります。

文章の達人なので、説得力があります。

現代人にとって欠かすことのできない「書く力」。山口さんの他の書籍も参考になれば是非!

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本書の魅力

 ライティングの魅力
山口拓朗さん著、『何を書けばいいかわからない人のためのうまくはやく書ける文章術』は、全7章から成り立っています。
  • 第1章 文章の良し悪しは「情報整理」で決まる!
  • 第2章 「あっち情報」を集める
  • 第3章 「こっち情報」を集める
  • 第4章 レバレッジを最大化する「見取り図」ワーク
  • 第5章 文章あてはめフォーマット術
  • 第6章 SNSで使える文章術
  • 第7章 完成度をカクダンに高める「磨き上げの技術」

文章術というと、正しい日本語の使い方とか、上手な言い回しなどをイメージされるかもしれませんね。

が!!本書では、良い文章を書くために必要なことは「情報」と「構成」だと書いてあります。

個人的に特にオススメなのは、第5章の「文章あてはめフォーマット術」です。

あなたが書こうとしてる文章のタイプ別におすすめの「型」が紹介されてます。

構成に悩まないで、まずは「型」にはめ込んでいくことでサラっと綺麗にまとまった文章が完成します。

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読む人に貢献しよう

では、「うまい文章」、すなわち「目的を達成出来る文章」を書くにはどうすればいいのでしょうか?

ズバリ「読む人に貢献すること」です。

もしも、本書に書かれているノウハウの9割以上を忘れてしまったとしても、このことだけを覚えていれば(そして、実践してもらえば)、あなたが本書を読んだ価値はあります。

【本書より引用】

どうしても上手な文章を書くためのノウハウやコツを手っ取り早く身に付けたい!

って考えてしまいがちですよね。

ちょっと待ってください!!あなたがこれから書こうとしてる文章って誰に向けて書いてますか?

 

ブログなどのweb上で公開する文章って、不特定多数の人に見られる媒体ですよね。

じゃあ、手紙とかメールだったらどうですか?(最近はあまり手紙はないかもしれませんが)

送る相手によって言葉の使いまわしも変わりますし、相手が知ってることに合わせて内容も変わりますよね。

web上での文章も同じですよ。

「読む人に貢献する」ことが文章の目的です。

読む人のことをないがしろにしてしまうような文章は、どんなにきれいな文章であっても、「うまい文章」とは言えません。

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書く時には8割の作業は完了してる

ブログやweb記事を書く時に、あなたはどのくらいの時間を掛けてますか?

 

私は、平均で2~3時間は1つの記事を書くのに時間が掛かります。

 

たまに、10~20分で書き上げる人もいますけど、凄いですよね。。。

 

最近は、1つの記事に対する執筆時間を短くしようと色々と工夫してます。

 

1つの記事を書き上げる為に、実際に「文章を書いてる時間」は1時間ぐらいです。

 

実は、ブログ記事を書くまでの作業のメインは「情報収集」と「構成」です。

 

頭の中に浮かんだ文字をそのままダラダラと書いても「伝わる文章」にはなりません。

 

本当に読者にとって有益な文章にするには、それなりに情報を含めないといけませんよね。

 

本人の体験や知識といった「情報」をそのままダイレクトに記事にする手法もありますけど、それもバランスが大切です。

 

 

書きたいことを書くためには、それ文字に起こすまでの「情報」を集めて整理する作業が、どうしても必要になります。

 

書くという作業は全体の2割程度でしかありません。

 

たとえば、「文章の書き方」について記事を書くとします。

 

  • 「文章の書き方」に関する本・webを読み込む
  • 「文章の書き方」のノウハウやコツを知る
  • 「文章の書き方」について悩んでる人をイメージする
  • どの流れで読めば読みやすいか構成(流れ)を考える
  • はじめて読んだ人にも「文章の書き方」について理解できるように情報を整理して文章を書く
実際に、文章を書く作業は最後のステップになります。

 

本書の中で、「情報」をどうやって集めるか。そして集めた情報を「整理」するかが丁寧に書かれてます。

 

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情報を正しく集めて、正しく発信する

 本書の中で、「情報」の集め方について様々な方法が紹介されています。

 

大切なのは、情報を「正しく集める」ことと、「正しく発信する」ことです。

 

一次情報と言って、その情報の発信元をしっかりと精査することが重要です。

 

あなたが何か調べものをしたくて、スマホやパソコンでキーワードを入れて検索しますよね?

 

出てきた検索結果の情報を色々と比較して調べていくと思いますが、web上で公開されてる情報は「不確かな情報」であることがあります。

 

つまり、根拠が不明なんです。

 

あくまでもその記事の作者のさじ加減でいくらでも情報は出来上がります。

 

全ての検索結果が嘘だとは言えませんが、どうしても主観が入ってる情報だということを忘れずにいましょう。

 

一次情報が大事だよってのはもちろんのこと、では具体的に、どのように一次情報をとるのか、ということも本書で書かれています。

 

正しい情報を正しく扱えるかどうか、っていうのは、ライターとして絶対に外せない条件だと思います。

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書くことは特別な技術なんかじゃない

「もっと早く書けるようになりたい」
「もっとうまく書けるようになりたい」

そう思っているのになかなか実現できない人は、そもそも書くことばかりを気にしているのかもしれません。

本当に大切なのは、書く前ですよ。

ネタ出し、構成を考えたり、リサーチだったり・・・。

「文章を書く」ことは、正しい流れをちゃんと練習すれば誰でも身に付けることができます。

そして、自分なりの「文章を書く」型が出来るようになります。

そこから、自然と文章を書くことが楽しくなっていくはずです!

本書は全てのブロガー・webライターさんにとって役立つヒントがたくさん詰まった本です!

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