ギャンブル運営者「胴元」が儲かるとは本当か?

2022

世の中には、専業または副業でギャンブルをしているプロギャンブラーと呼ばれる人が存在します。その一方で、ギャンブルは「負けるように仕組まれている」と思い込んでいる一般人がほとんどではないでしょうか。

ギャンブルサービスを提供及び運営する「ハウス」と呼ばれる所謂「胴元」。胴元がギャンブルの親元であり、掛け金を回収し配当を支払っています。 では、全てのギャンブルは胴元が儲かる仕組みになっているのでしょうか?

ギャンブルの仕組みの基本-RTPとは?

ギャンブルをプレイする上で知っておきたい知識は色々とありますが、その中でも非常に大事なのがRTPです。RTP(Return to Player リターン ・トゥ ・プレイヤー)とは、還元率のこと。ペイアウト率とも言われています。賭けた人に対してどれくらいの割合で金額が戻ってくるのかをパーセンテージで表したものです。

RTP100%を超えることはありません。100%を超えてしまうと胴元の損失が確定してしまうからです。では、RTPのパーセンテージとは一体どれくらいなのでしょうか?

日本の公営ギャンブルでは、RTPは65%~80%程度と言われています。競馬のRTPは70~80%、ボートレースと競輪は75%、宝くじに至っては46%となっています。また、公営ギャンブルではありませんが、利用者が非常に多いパチンコとパチスロのRTPは80~85%という数字が出ています。

オンラインカジノやブックメーカーでは、平均96%。他のギャンブルに比べるとかなり高いRTPとなっていることが 一目瞭然です。

胴元が負ける場合はあるのか?

胴元が負ける可能性は十分にあり得ます。例えば、ブックメーカー 野球の予想をする場合、経験豊富なギャンブラーですと選手の調子等を事前に確認することがあり、賭け事に対する思慮が深く、また予想が鋭く直感に長けている場合があります。このような場合、胴元はギャンブラーの思索を流石にコントロールすることは出来ません。 

 

スロットやテーブルゲームなどのカジノゲームですと、理論の上では胴元が絶対損をしないようになっていますが、運気に左右されることが多いため、常に理論通りになるとは限りません。

上記のことから、プレイヤーが掛け金の何倍もの賞金を手に入れることは十分に可能なのです。 但し、ハウスエッジは引かれてしまいますので 覚えておきましょう。ハウスエッジとは、「控除率」のこと。プレイヤーからみると「手数料」ということです。ハウスエッジは運営者が利益を得るには無くてはならないものです。

胴元が絶対儲かるという錯覚

オンラインカジノのRTPは理屈に基づいていえば、1回のベット・賭けで96%が戻ってくることになりますが、実際は運気次第で当たるか外れるかのどちらかの結果になります。簡単に言えば、当たれば倍の勝利金が得られ、外れれば掛け金全てなくなってしまいます。 

ルーレットの場合RTPは97%となっていますが、何万回、何億回と膨大な数のトライをすれば、理論上のRTPになりますが、実際は1回外れると賭けたお金は0になり、更に5連敗、10連敗することもあります。

ギャンブルに関する知識が不十分な場合は適切な予想が出来ず、負けが続いてしまい所持金が大幅に減ってしまうため「ギャンブルは勝てない」と言う印象がどうしても強くなってしまい、胴元が絶対に儲かると思い込んでしまうのです。

 まとめ

ギャンブルをプレイするならば勿論ギャンブルに対する知識は必須ですが、運気に左右されることも多々あります。こればかりは胴元もコントロール出来ません。RTPのパーセンテージが高いものを選びつつ、ちょっとした運気としっかりした知識でギャンブルに臨めば、大きな賞金を手に入れるチャンスはあることから、胴元だけが儲かる仕組みではないと言えるでしょう。

 

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